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シチュエーション別レポート ~こういう状況でどんな会話をしましょうか~

REPORT 2

カタブツの部長と1時間!?

ドライブトーク講座

年に1度の展示会。手伝いを頼まれて、1日大車輪で働いた夕方。慣れない力仕事で疲れ果てたオレに「社に車で戻るなら、ついでに乗せていってくれ」と言ってきたのが、よりによって社内でも指折りのカタブツ部長。
人柄はおろか、他部署だから業務内容すらあまり知らないんだよなあ、この部長。初対面なのに、約1時間、会議室より近距離に2人きりってどーしたらいいだろ?
これは大ピンチなのか、それとも一発逆転の出世のチャンスなのか? さあ、どーする、オレ!

研究室からのコメント
ある意味かなり厳しいこのCASEでポイントとすべきは、ドライブトークによって何を期待したいかという点。ここを明確にしておくことが重要です。ドライブする相手がオジサンの場合、もしかしたら片思いの相手よりも気を遣うべきなのかもしれませんよ?

研究報告

ドライブトーク研究室ニッサン分室

まずは世間話からでいいのだ

こんな状況で腕まくりをしながら「燃えるぜ!」って言えるくらいなら、誰も苦労しませんよね? ピンチこそがチャンスだと言われても、そうそう一発逆転の秘技は繰り出せそうにもありません。だとしたら、まずは「いきなり好かれるのは無理だ!」というところから始めましょう。それなら簡単ですよね?

最初はハードルを低めに設定して、 当たり障りの無い話題でご機嫌を伺いましょうか。今日のお天気でも、展示会の雰囲気でも、これはもう何でもOKです。意見のすれ違いを避けるために、あまり強い感想などは控えたほうがいいかもしれません。「今日は大成功でしたね!」なんて言って、部長の感想と対立しちゃっては、挽回するのに時間がかかってしまいますから。まずはゆるゆると、相手の手の内を探りましょう。

カタブツには2タイプある

さてこの部長、社内でカタブツと評判の人物ですよね。そう噂されるオジサンのタイプは、大きく2つに分けることができます。それは「怒りやすいタイプ」と「面白みの無いタイプ」です。ですから、ドライブ開始直後の数分間を「分析タイム」にしちゃいましょう。この部長がどっちのタイプなのかを見定めて、戦略を練るのです。

「怒りやすいタイプ」は、気に入らないことがあるとすぐ声を荒げる、一見面倒くさいタイプです。ですが、実はこういう人ほど扱いやすいのです。気に入らないと怒るということは、怒らせなければチョロイってことでもあります。こういうタイプは気持ちいいのが大好きなんです。持論を展開するのが好きで、人を驚かせるのが好き。相づちを多用して「そうなんですか、知りませんでした!」と感心してみせればほぼ間違いはありません。

「面白みの無いタイプ」は、ご想像の通り、つかみのギャグも気の利いた謎掛けも、一切通用しません。もしかすると、寝ているとき以外は仕事のことばかりを考えているのかもしれません。だとすると、帰社中のドライブですら大事なお仕事タイム。そりゃあ、世間話にも乗ってこないってもんです。しかし、だからといって無口だとは限りません。誰に対しても、サービス精神を発揮してくれないだけであって、水を向ければちゃんとしゃべってくれる可能性も高いのです。

勘のいい方なら気がついたのではないでしょうか? そう、カタブツなオジサンはタイプがどうあれ、「気持ちよくしゃべらせるべき」なのです。

「お子さんはお嬢さんでしたよね?」

では、オジサンとどんな話題で盛り上がるべきか。ここに大正解は存在しません。ですが、いくつかの提案をさせてください。まず、オジサンとの距離を近しくするために、親近感を持ってもらいましょう。意外に刺さるのが、「オジサンが若い頃にハマっていたものを肯定する」という手です。

人は、相手が「自分と同じものが好き」だと分かると、ぐぐっと親近感を感じるものです。とはいえ若い人の文化に踏み込んでいくには気後れしますし、いろいろ教わるのも悔しい。ですから、同じ価値観を共有するためには、若いアナタのほうが時間を巻き戻してあげるべきなのです。30年前に流行した歌や、文化などに関心と興味、そして肯定感を漂わして語ってみましょう。「最近、70年代の歌を何曲かダウンロードしたんですが、あの頃の歌手(アーティストではない)って、本当に歌唱力が今の人とは違いますね」なんてあたりがくすぐりどころでしょうか。

また、どうにも話題のとっかかりがなければ、家族の話題に切り込んでみるのも手です。 人柄さえ知らない他部署の部長ですから、もちろん家族構成なんて知りません。そういうときに絶大な効果を上げるのが「部長、確かお子さんは、娘さんでしたよね?」です。一般に、女の子の男親は「上品/マイルド」に見えるイメージがあります。ですから、正解かどうかではなく、「子供が女の子である、とアナタが想像した」ことが重要なのです。男ばかり3人兄弟、みたいな外れかたをしたって問題ありません。「そうですかあ、すみません、部長は穏やかな物腰でいらっしゃるので、てっきりお嬢さんかと……」なんてフォローを用意しておけば、それだけで目的は完了です。

オジサンはワレモノ扱いをすべし

最後に、このドライブが大成功となるためには、どういう結末を迎えたらいいのか、を考えましょう。そもそも。アナタの目的は、約1時間のドライブを無難に切り抜けることでしょうか? いいえ、そうじゃありませんよね。どうせなら、オジサンに「見所のあるヤツだなあ」くらいのことを思わせたいんじゃありませんか? だとしたら、 当研究室がお勧めするグッド・エンディングは、車が会社に到着し、アナタが心持ち頬を上気させてサイドブレーキを引きながら「ありがとうございました! 大変勉強になりました!」とか「お話しできて、大変ためになりました!」と言い切る、そんなシーンです。

アナタが「勉強になりました!」と言ってくれたことは、すなわち自分を理解して、それに恩義を感じている、ということです。そう、 オジサンは自分の思考や考え方を理解できる人物を評価し、気持ちよくいろいろ語り、なんなら「見所のあるヤツだ!」なんて思ってしまうものなのです。

これを心理学的に分析すると、オジサンという人種はとても「自己愛傾向」が強いから、と言えます。「自己愛傾向」が強いとは、つまり「自分は偉いのだ」と認めてほしいということです。偉い人物として、権力のある人物として扱ってほしい、とも言い換えられます。とはいえ、オジサンをバカにはできません。年齢に裏打ちされた社会人としての経験や、同じ職種であるなら間違いなく尊敬すべき実績も積んでいます。なので、自分がどの程度の才覚があり、どの程度の人物であるかも、客観的に分かっています。だからこそ! 自分の権力の及ぶ範囲では、偉そうにしていたいのです。

オジサンは、そこらへんをすべてひっくるめて、敬意を持って扱われないと不機嫌になり、悪い感情を相手に抱きます。自分では、そんな大した人間じゃないことも分かってるくせに。つまり勝手なんです。至って面倒なんです。でも、そんなもんなんです(笑)。ですから、オジサンは、ワレモノのように扱うことを心得ましょう。ついでに言っちゃいますが、オジサンが愚痴っぽくなったら「それでも、私なんかでは部長のような対応はできずに、もっと大変なことになっていますよ。さすが部長ですね」なんてフォローしつつ会話を続ける、という手もあったりします。

ということで、CASE2はこれにて終了です。分析し、懐柔し、本気で驚き、心から感心し、たまーにくすぐってあげる。効果的に補助魔法を駆使して強敵を倒す、そんなRPG風味に部長とのドライブトークを楽しんでみてください。また、紹介した内容を参考にしてもトークが弾まない場合があります。ヘンなスイッチの入った部長から、延々「最近始めた妻の困った趣味」について一方的に語られることだって考えられます。当方では責任を負いかねますので、くれぐれも、ご自分の判断によってご活用ください。はい、いわゆる免責事項のご案内です。

ではではみなさん、オジサンマインドの仕組みを理解して、楽しいドライブトークに応用してみてください。

テキスト/ドライブトーク研究室(クラッチ渡辺研究員)
監修/神奈川大学教授・臨床心理士 杉山 崇

シチュエーション別レポート
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※配信は終了しました。

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